メスうさぎを飼うと決めたときからずっと避妊手術の必要性を頭では理解していましたがどうしても勇気がありませんでした。
理由はいくつかあります
1.健康な体にメスをいれるということ
元気そのもののうさぎに痛い思いをさせて可哀想では?もし自分だったら絶対嫌だって言うと思う。長生きしてほしいという飼い主の勝手な思いなのではないか?と自問自答の日々でした。
2.麻酔の危険性
うさぎの手術の麻酔は危険と言われています。その理由
「なぜうさぎの麻酔が、犬や猫より危険かというと、いろいろ理由はあるのですが、一番の理由は呼吸の管理にあると思います。
犬や猫の全身麻酔のとき、気管チューブという管を口から気管に直接突っ込んで、その管から酸素やガス麻酔を流し込んで、手術を行います。
何でこんな痛そうなことをするかというと、テレビドラマと違い、肺に流しいれる麻酔量は常に患者の状態を見ながら変化させ、深すぎず、浅過ぎずの最適な麻酔濃度を維持するのですが、ドラマなどでよく見る口にかぶせるだけのマスクでは麻酔の量を変えても、そのマスクから肺への空間が無駄に広すぎて、思うように肺の中の酸素量や麻酔量をコントロールできないのです。
しかも麻酔が深くなりすぎて呼吸が止まってしまっても、この気管チューブが入っていれば、すぐその場で麻酔を切って、酸素だけを強制的に流し込み、肺の麻酔濃度を下げて、また呼吸を再開させることも可能なのです。
気管チューブという器具は、安全に麻酔を行うために、非常に大きな役割を担っているのです。
しかしウサギにはこれが使えません。ですから、うさぎの麻酔は、呼吸が止まらないように管理するのがなかなか難しく、そして運悪く呼吸が止まってしまっても、犬や猫のようにスムーズに呼吸を回復させることができないのです。」
こういった医師の話を聞くと麻酔がこわくというのも理解できます。
しかし、私は以前みみちゃんに乳がんの手術を受けさせたこともあり、こむぎも去勢手術を受けましたので医師の腕次第、経験次第と思っています。
3.体重が少なく手術に耐えられるかが心配
シフォンはネザーの中でもかなり体重の少ない小さな体格です。800グラムの体で手術に耐えられるのかがとても心配でした。
4.偽妊娠行動が少ない
また、シフォンは偽妊娠の状態がほとんど出ず、避妊手術の必要性を感じなかったこともあります。巣作りなどもありませんでした。
ですので子宮の病気になる確率は低いのではなどと素人考えで逃げてきました。
以上の理由から3歳半の現在まで・・・💦 めっちゃ長く、迷い続けてきました。
しかし、一方で手術するなら4歳になる前とも思っていたのです。
手術に踏み切った理由
それはなんといってもメスウサギの子宮疾患の多さです。
5歳で80%のメスウサギが子宮疾患に罹患してるという情報があります。
80%という数字は、現在のペレットや医療の進歩を考えると高く見積もりすぎである可能性もありますが、少なく見積もっても、5歳をすぎると2匹に1匹のウサギが子宮疾患を抱える可能性がある、ということになります。
残りの50%にかけて、避妊手術を行わない、という選択肢もありますし、実際に問題が起こったときまでメスは入れない、という選択も出来ます。
しかし、頭にいれておかなければならないのは、もしも疾患が見つかって手術したときには、既に癌が転移していて手遅れ、という可能性もある、ということです。
ウサギはギリギリまで病気を隠しますから、気づいたときには手遅れ、というのはとても多いのです。
また、5歳という年齢は、人間でいえば既に40歳後半、手術に耐える体力も、手術後の回復力も、通常避妊手術をする1歳前後よりはるかに劣る、ということも考慮しなければなりません。
そうなると3歳半の今が決心のしどころ!!ぎりぎりの線かもしれません。
遂に年末かかり付けの病院へメールで問い合わせをしてみることに
一大決心でした。

翌日なのが起きるか知らず、のんきに寝るシフォン

心がちくちく痛みました。
長くなりますので続きはまた
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