うさぎが歳をかさねるということ その3

先日までごはんのじかんになるとエサ入れに向かって走ってきていたのに

ペレットの食いつきが悪くなり

ふやかしてあげても少し食べるだけ・・

2日前よりついに食べられなくなりました。

昔に比べうさぎも長生きできる子が多くなってきましたがそれでも10歳を超えたあたりから一気に老化現象が現れます。

目次

うさぎの介護が必要なのは何歳から?

では、介護が必要なのは何歳くらいからなのでしょうか。うさぎは5歳で人間の46歳相当、中年期に入ります。6歳頃から徐々に衰えていくと思って体調変化に気を配りましょう。

15歳まで元気に暮らすうさぎさんもいますが、6~7歳になったら介護できる体制を整えておいた方が良いでしょう。

高齢うさぎに必要なサポート

人間と同様に、高齢のうさぎには「食事ができなくなる」「排泄がひとりできなくなる」「病気にかかりやすくなる」などの問題が出てきます。毛に覆われているため、見た目の変化は少ないので、これまでと違う様子を見せたら注意深く観察し、快適に過ごせるように工夫してあげましょう。

トイレの失敗

若いうちはキチンとトイレで用を足していたのに、高齢になるとできなくなることがあります。原因はトイレの段差を乗り越えられなくなったことかもしれません。失敗が続くようならトイレを見直してあげてください。
排泄のコントロールがうまくできなくなった可能性もあるので、叱らずに片付けてあげましょう。

また、うさぎには盲腸便を食べる習性があります。盲腸便はよく見るコロコロのフンとは違うものです。食べたものを腸内で発酵させた盲腸便からの栄養摂取は、うさぎの健康維持に欠かせません。通常はお尻に口をつけて直接食べるのですが、高齢になるとそれがうまくできなくなってしまいます。
排便して乾いたものは口にしないので、盲腸便が出る時間を予測して待ち構え、すぐに食べさせてあげてください。

シフォンも数日盲腸糞んを食べさせていましたが今日は口にしなくなりました。

清潔を保つ

きれい好きなうさぎさんは全身を毛づくろいして、常に清潔を保っています。しかし、年老いてくるとそれがままならないことも。
汚れが目立つようなら、かたく絞った手ぬぐいや、ウサギ用の使い捨てシートで優しく拭き取ってあげます。毛に水分が残っていると皮膚の病気を招くので、しっかり乾かすようにします。

フードの変更

牧草の摂取量が減ってきたら、柔らかい牧草に変えてみて下さい。硬い牧草が食べにくくなっているのかもしれません。

運動量が減ってくると、これまでのラビットフードではカロリーが高すぎる場合があります。高カロリーのフードで肥満になると、病気のリスクが高まります。定期的な体重測定を心がけ、増加が止まらないようならシニア用のフードに変更しましょう。

食事の介助

起き上がる体力があるうちは通常のフードを口元に運んで介助しますが、通常食の摂取が難しくなったら流動食を注射器型のシリンジで与えます。
水を飲む量が減っていないかも確認してください。給水ボトルから飲むのが困難な様子なら、お皿で飲み水を与えるなど工夫しましょう。

5歳を過ぎたら定期的な健康診断を

どの年齢の子も定期的な健康診断は重要ですが、特に中年期に入ったうさぎは半年に一度は健康診断を受けることをおすすめします。
早期発見がうさぎさんの長生きの秘訣です。大切な家族であるうさぎさんと一日でも長く一緒に暮らすために、異変を感じたらすぐにお医者さんに診てもらいましょう。

うさぎを迎えたいとお考えの方は、ぜひうさぎ専門店へ!

うさぎ専門店では、うさぎのお世話の仕方から、日常のケア、病気のときのアドバイスなど、専門店ならではのきめ細やかなサポートをご提供しているところが多いので、初めてうさぎと暮らす方でも安心です。

個体差があるので一般的なお話になってしまいますが小さな体でここまで長生きし、シフォンは頑張り屋さんだと思います。

後は苦しくないよう痛くないよう、様子を見てケアーしていきたいと思います。