我が家のうさぎ達がかかったことのない、うさぎの病気が実は色々あります。
症 状 別
目次
涙目になる・よだれが出る
不正咬合(ふせいこうごう)
不正咬合は、歯がおかしな方向に伸びて口の中を傷つけてしまう病気です。口の中が傷ついてしまうと、他の病気を併発してしまうこともあります。
不正咬合は、切歯の不正咬合と臼歯(きゅうし)の不正咬合に分けられます。
切歯の不正咬合は、切歯がどんどん伸び続け、上の歯は内側に丸まって、下の歯は前に飛び出してしまいます。ケージをかじるクセや、落下事故、遺伝などが原因になります。
また、臼歯の不正咬合は、上の歯が頬に向かって伸び、下の歯が舌に向かって伸びてしまいます。臼歯(きゅうし:奥歯)で食べ物をすりつぶすことが少ないことや、カルシウムの代謝が上手くいかないこと、栄養が偏っていること、遺伝などが原因となります。
【予防】 歯をすり減らすことができるよう、十分な繊維質を含む牧草を主食にする
【治療】 歯のカット・抗生物質の投与
【その他の症状】 歯ぎしりをする・ふんが小さくなる・食欲がなくなる・あごを触ったときにでこぼこしているなど
ふんが出ない・量が減る
毛球症(もうきゅうしょう)
飲み込んだ抜け毛がふんと一緒に排出されなくなって、胃腸に毛がたまってしまい、胃腸の働きが低下する病気です。
繊維質の不足や異物の飲み込み、でんぷん質の摂り過ぎ、運動不足やストレスが原因となります。また、高齢のうさぎがかかりやすい病気でもあります。
ちなみに、毛を飲み込んだことが原因で胃腸の働きが低下した場合は毛球症と呼ぶのですが、他の原因で胃腸の働きが低下した場合は消化管うっ滞と呼びます。
【予防】 ブラッシングをして抜け毛を取り除く・繊維質の多い牧草を与える・適度に運動をさせる・でんぷん質はあまり与えない
【治療】 おなかのマッサージ・毛玉除去剤の投与・手術
【その他の症状】 食欲がなくなる・水をよく飲む・歯ぎしりをする・おなかが張っている・体重が減るなど
下痢になる
特に子ウサギと高齢のうさぎにとって、下痢は危険な症状です。
腸コクシジウム症
コクシジウム原虫という寄生虫が腸に入ることで、おなかを壊して下痢になってしまう病気です。子ウサギは免疫力が弱いので、この病気になると死んでしまうこともあります。
コクシジウム原虫が腸に寄生すると、うさぎのふんと一緒にオーシストという卵が排出されるのですが、うさぎがそれを食べてしまうとまた原虫が腸の中で成長するという悪循環になってしまいます。
【予防】 トイレを清潔にする
【治療】 サルファ剤(抗生物質)の投与
おしっこが出づらい・血尿
尿石症
尿管に結石ができてしまう病気です。カルシウムやタンパク質の摂り過ぎや水分不足、細菌感染、代謝異常が原因となります。
【予防】 牧草はアルファルファではなくチモシーを与える
【治療】 利尿剤の投与・食事療法・手術
【その他の症状】 膀胱のまわりが張っている・元気がない・頻繁にトイレに行くなど
くしゃみ・鼻水が出る
パスツレラ感染症
パスツレラ感染症は、細菌に感染することでおこる呼吸器の病気で、鼻炎(スナッフル)になってしまう場合が多いです。
ストレスや急な温度の変化、寒い場所での飼育、汚ない場所での飼育が原因となります。
【予防】 飼育スペースをきれいにする・適切な温度(20〜28℃)を保つ・ストレスを与えない
【治療】 抗生物質の投与
【その他の症状】 涙目になる・呼吸音がズーズーという変な音になるなど
首が傾く・ふらつく
斜頚(しゃけい)
首が傾いて、バランスが取れずに体が転がってしまう(ローリング)病気です。パスツレラ菌に感染したり、エンセファリトゾーン原虫が脳に寄生したりすることが原因となります。他にも、内耳炎や中耳炎も斜頚を引きおこします。
【予防】 飼育ゾーンを清潔に保つ・ストレスを与えない
【治療】 抗生物質の投与・駆虫
【その他の症状】 眼振など
他にもいろいろありますが、以上がうさぎがかかりやすい病気です。
うさぎが病気にならないために、心がけたいこと
■牧草を主食として食べさせる。おとな(1歳以上)になったら牧草はアルファルファよりもチモシー!
■飼育スペースを清潔にする。
■適切な温度(20〜28℃)と湿度(40〜60%)を保って、ケージは風通しよく直射日光の当たらない場所に!
■ストレスを与えない。(適度な運動・手足を伸ばせる広さの飼育スペースの確保など)
■日頃からのスキンシップを大切にして、病気の兆候を見逃さない。
うさぎが病気をせず、長生きできるように、飼い主としてできることをしっかりやりましょう。
そして、たいせつなのはうさぎを専門店で買うことです。
ちゃんと健康診断をして証明書を付けてもらえます。
遺伝的な病気も多いので元気な子をお迎えすることが一番大切です。
可愛いからとあまり幼い子をお迎えするのも控えましょう。少なくとも2か月以上の仔ウサギにしましょう。
わたち、体は小さいけど元気いっぱいでしっbyシフォン
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